日本初プロゲーマー・ウメハラの「世界一プロ・ゲーマーの仕事術 勝ち続ける意志力」を読んだ!
近年ではeスポーツの人気の高まりもありプロゲーマーという仕事が認知され始めてきた感じもしますが、そのプロゲーマーという仕事に日本で初めてなった(プロ宣言を行い、企業スポンサーなどがついた)ウメハラこと梅原大吾の著書「世界一プロ・ゲーマーの仕事術 勝ち続ける意志力」を読んだのでメモ。
ただ勝つのではなく「勝ち続ける」ための方法
この本ではプロゲーマーとして数々の大会で優勝するなど輝かしい成績を打ち出しているプロゲーマー、梅原大吾(ウメハラ)の勝負感や仕事術について書かれた本です。
結果を出す、という点では「ただ勝つ方法」でも良いかもしれませんがなぜこの本は「勝ち続ける」ことに着目としているのか。それは、ウメハラ曰く「両者は似て非なるもので、大きな隔たりを見せる。」とのことでした。
結論から言えば、勝つことに執着している人間は、勝ち続けることができないということなのだが、この一言で「なるほど、そうか」と膝を打ててしまう人が大勢いるようなら、そもそも僕がこのような本を書く必要はなかっただろう。
と、あるようにウメハラの価値観が伺えますね!
この本の中でウメハラは
「99.%の人間は勝ち続けられれない」 自分の言葉ながら大袈裟だとは思うが、勝ち続けるのはそれくらい難しい。
というように、勝つことはできても勝ち続けることの難しさが語られています。
勝ち続けるために
ウメハラが勝ち続けるために考えていることは非常に勉強になりました。
それは自分のスタイルをあえて固定させず、常に変化させるという点です。
これは例えば個人とゲームの相性であったり、戦術、思考を常にアップデートしていくということです。
ウメハラは自身の最大の武器を「どれだけ殴られても、諦めずに起き上がって戦うところ」と答えています。
必勝法が無い世界の勝負師だからこそ、思いつくパターンを繰り返し練習し、そこからまた新たな考えを常に巡らせる。それを高いレベルで常に繰り返しているからこそ常に世界のトップレベルで戦えているのかと思います!
ウメハラ流仕事術
この本ではほかにも、
- 時間を費やすことだけで努力をするのではなく時間を決めて集中して取り組む
- 自分自身に学ぼうとする意欲を常に持ち続ける
- 友達や家族と過ごす時間を大切にする
- 考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすような努力をしない
など、いろいろな仕事術がでてきます!
個人的には毎日ひとつずつできなかったことができるようになることを大切にするということが印象に残りました。
毎日の積み重ねが世界のトップレベルで戦う重要性なんだと思いました。
この本はプロゲーマーの心理がわかる一冊であり、何かを成し遂げたいと思っている人にとって非常に参考になる本だと思いました。