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諦めたらそこで試合終了だよ。

ZOZO執行役員 田端信太郎著 #これからの会社員の教科書 がかなり勉強になった!

なにかと話題を振りまく炎上系(?)サラリーマンの田端信太郎さんの新著「これからの会社員の教科書」を読みました!
今月末でZOZOを退社するという話題もあり、この本を「会社員生活の卒論」とまでツイートしていたので発売前から気になっていたのですが、読み始めてみると面白くて一気に読み終えてしまいました!

ビジネス生活を乗り越えるための71のTips

この本では田端さんが新卒でNTTデータで入社してから、リクルートライブドア、LINE、ZOZOと渡り歩いてきながら経験されたビジネス生活を乗り越えるためのコツが71項目書かれています。
それぞれが歯に衣着せぬ物言いでテンポよく読めるので、読んでいて気持ちが良い。

また、共感できる部分やこれから実践してみたい部分などが多く読んでいて色々と勉強になりました。
たとえばまず、ひとつ目には「いざというときに会社を休まない。何が何でも会社に来るやつが信頼を得る」ということ。
一緒に働く同僚でもどうしてもいざというときに休みがちなメンバーもいますが、こういういざというときに「会社に来る」というただそれだけで信頼を得られるんです。

また、「欠勤するなら仕事の状況を報告する」、「仕事を振られれたらゴールと制約条件を確認する」「嘘はつかない」など割と言われると「そんなの当たり前じゃん」と思うようなことでも、意外とできている人が少ない(もちろん、自分もできているかと言われると・・・ですがw)ということに気が付きます。

「メールの返事はなるべく早く」なんて僕が普段一緒に仕事をするなかで「この人、優秀だなあ」と思う人に必ず当てはまる。そういうこともこうやって改めて書かれると「やっぱりそうだったんだ!」と思います。

また上司への質問はクローズドクエスチョンで聞くなどは新人が仕事をする上ではかなり役立つアドバイスだと思います。この質問の仕方ひとつで仕事のやりやすさは大きく変わるかなと思います。

「根回し」抜きに大きな仕事はできない

ビジネスで大きな仕事をするためには「段取り」が大切だと、この本には書かれています。
「根回し」というと社内政治的なイメージもありなかなか良い印象を持たないかもしれないですが、社内で大きな仕事をするための「事前ヒアリング」だとこの本には書かれています。
大きなことをやろうとすると反対する人や良いように思わない人もいるかと思います。そういった人たちに事前に懸念点を聞いておくだけでも大事で、更にいうと聞く人の順番も大事であり、他人の意見を気にしない人を先に、他人の意見を気にする人をあとにするというテクニックが紹介されていました。

確かに、こういった点を気にすることができると自分の仕事を進めやすくするだけでなく同僚との差別化もできるかもしれないですね!

ビジネスでは主語を抜くな

「ビジネスでは主語を抜くな」という項目では、これは書いてあることが自分が昔上司からよく言われていたことなので特に共感が大きかったです。
昔、その上司の元で働いていたメンバーはほぼ全員が日本語が崩壊していましたw(もちろん自分も...w
そのため、元上司からはよく「その主語は何なんだ?(怒」とよく言われていました...
日本語は曖昧でも意味が通じてしまう。ただビジネスでは曖昧なまま話が進むとリスクなんですね。誰が言ったのか、誰が判断したのかなど主語が無いというのは何も言っていないことと同じなんですね。

その元上司から怒られた経験があるので私も今では会話のうえでの「主語」には気を使うようになりました。
そんな主語抜きに対しての注意がこの本の中でも語られていたので、改めて主語には気をつけようと再認識しました😂

社交スキルをなめるな!

僕もあまり平日にランチを食べるほうでは無いのですが、田端さんもランチの行列に並ぶのが嫌でランチをあまり食べないそうです。
ただし、社交としてのランチはたまに食べる、それは食事を一緒に取ることで自分が敵ではないということの意思表示ができる。
そのためにビジネスではランチを意識的に使うこと。これは今まであまり考えたことの無い気づきでした。

また、服装なんかで損をするのはもったいないので服装は戦略的に使い分ける。
普段、スーツを着ないのにいざという時にスーツをきっちり着ることで、スールを着ることの意味が増す。こういったギャップを効果的に利用するのも仕事をする上では役立つんだなあと勉強になりました〜。

まとめ

71項目のサラリーマンとして役立つスキルがまとめられた本書。
軽くさっと読めるのもあり、何度も読み返してこれからのサラリーマン人生の糧としたい。そんな本だと思いました!
著者の田端さん本人はサラリーマン生活を一旦終え、これから新しいステージに進むそうですがこれからの活躍でどんな生き方を見せてくれるのか、また僕らはそれをみてどんなことを感じるのか非常に楽しみです!