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諦めたらそこで試合終了だよ。

ビットコインの仕組みを理解するために「マスタリング・ビットコイン」を読み終えた

ビットコインや仮想通貨、ブロックチェーンの仕組みを知りたくなり「マスタリング・ビットコイン」を読んでみました。

ホリエモンの「これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話」を読んでからビットコインの仕組みについて勉強してみたいとずっと思ってはいたのですが、難しいだろうな、という思いが大きくなかなか手をつけることができていませんでした。

しかし、2020年も始まったところで心機一転新しいことを勉強してみるかという勢いにまかせて読み始めてみたらそのテクノロジーによる新しい発明を知ると面白くて一気に読み終えてしまいましたw

ホリエモンの「これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話」を読んだ感想は以前ブログにも書いたのでそちらをご参考にしてください。

spangled-shalalala.hatenablog.com

 

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本の目次

この本は全10章となっており、それぞれは以下のような章立て構成になっています。

第1章 イントロダクション
第2章 ビットコインの仕組み
第3章 ビットコインクライアント
第4章 キー、アドレス、ウォレット
第5章 トランザクション(取引)
第6章 ビットコイン・ネットワーク
第7章 ブロックチェーン
第8章 マイニングとコンセンサス(合意形成)
第9章 代替的なチェーン、通貨、アプリケーション
第10章 ビットコインの安全性

個人的にはビットコインの仕組みについて重点的にしりたかったので、2章、4章、5章、6章、7章、8章が特に勉強になりました!

話の内容はより専門的で難しい部分もありましたが、一通り読むことで全体像を掴むことができたかな、という感じです。

まだ理解部分は複数回読んだり別の本も参考にしてみて深めていきたいなと思います!

そもそもビットコインとは何なのか?

そもそもビットコインとはまあ、話題になることも多いので名前を知っている方は多いかもしれません。

2008年に「サトシ・ナカモト」という謎の人物が発表した論文に基づいて実装された現時点での仮想通貨の基軸通貨となる仮想通貨時価総額No.1の通貨です。

この本を読んで特にシビれたのは完全にテクノロジー主導で作られたdecentralized(非中央集権型)の通貨であるという点です。使用されている技術は暗号技術を元にしたブロックチェーンという技術で、要は信用の記録ですね。

このような完全にテクノロジー主導であるという点がインターネット時代を象徴する出来事のように思いました。既存の国家にとらわれない、全世界で同じ価値を共有する通貨なんて未来的ですよね。

それだけでなく、利用されているブロックチェーンの技術を利用してこれまでの信用の価値交換を記録できるという点で既存の社会システムを取り替えることが今後発明されることもあるかと思います。

そういった点でこの技術を学んでおくのは先行投資としてはなかなか良いかと思いました!

実際、この本を読んで今まで漠然としか理解していなかったビットコインの仕組みをより具体的に学ぶことができました。

ビットコインの暗号技術

この本を読んだなかで、まだ4章の鍵暗号技術やアドレス生成のアルゴリズム、8章のProof of Workアルゴリズムなどまだ完全に理解できていないセクションの話もあるので、ここは別の暗号技術の本を読んで補足していきたいと思います。

マスタリング・ビットコインの訳者あとがきの中では、「暗号技術入門 第3版」「暗号解読」を勧められていたのでこれらの本を読んでみようと思います。

 

 この本を読んでわかったこと

この本を読んでより理解を深められたのはブロックチェーンという技術そもそもの仕組みや、仮想通貨でたまに話題になるコンセンサス攻撃(51%攻撃)の話についてより理解することができましたね。

ブロックチェーントランザクションをブロック単位で詰め込んで、それが後ろ向きにつながっている。それぞれのブロックには含められているトランザクションを要約した情報としてMerkle Rootという情報を持っており、それを参照する形でブロックチェーンの大規模なデータを高速に参照できるという点が理解できました。ここでも暗号アルゴリズムが使われているんですね。

また、コンセンサス攻撃についてはマイニングのハッシュパワーを十分なシェアを取ることによって、フォーク/ダブルスペンドによってブロックチェーンの承認を巻き戻してし、取引をなかったことにしてしまう攻撃だということがわかりました。

 

まとめ

「マスタリング・ビットコイン」を読むことで今までざっくりとしか知らなかったビットコインの仕組みを大まかに理解することができた。今後はより詳細な理解を深めていけるようにしたいですね。

一通り読んでみて、まだ暗号技術に関する理解が足りていない気がしたので、上記にもかいた他の本を読んでみて、そのあとでもう一度アルゴリズムの部分を読み直したいです。

次はイーサリアムやスマートコントラクトについても勉強していきたいので、そちらのほうの本も色々と読んでみたい。