spangled shalalala blog

諦めたらそこで試合終了だよ。

ホリエモンの「あり金は全部使え」を読んだ

2019/07/07

ホリエモンの新作「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる」を読了しました。

内容は目的の無い貯金信仰を捨てて、お金は信用を数値化物に過ぎないのでどんどん使って信用の裏付けを強くして、お金を使って今までしたことの無い体験や経験を積もう。あり金を全て使うつもりで、やるべきことをしよう!という内容でした。

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個人的にはお金を使えば使うほどお金持ちになるなら、破産する人はいないんじゃないかなとも思うのですが、どこらへんはどのような考えなのかを知りたくてこの本を読んでみました!

目次

はじめに  冬に備えないキリギリスであれ

●Phase 1  マインドセット  
安定志向はゴミ箱に捨てろ!
●Phase 2  行動革命  
欲望のままに遊び倒せ
●Phase 3  時間革命
金で買える時間はすべて買え
●Phase 4  習慣革命  
チンケな節約をやめろ
●Phase 5  信用構築
財産を信用に変えろ
●Phase 6  終わりなき拡大
ゴールを設定するな

おわりに  使った後悔より使わなかった後悔

数々のあり金を全て使う方法

この本では多くのあり金を使う方法が出てきます。それは普段、自分なら節約してしまうような小さなお金の使い方を我慢するなというような部分から、大きな体験をするためにお金を使う方法や、時間をお金で買ってしまうような方法までたくさんの方法が紹介されています。

例えば、ランチは特上うなぎを食え!だとか、デートの多め出しをやめて全部おごれ!だとか、行ける飲み会は全ていけ!、タクシーを使え!、サボれる家族サービスは家事代行にまかせて全てサボれ!などなど。

僕は普段ランチは会社の近くや、それこそ時には一食500円もしない立ち食い蕎麦で済ませることもあるのですが、特上うなぎを食え!とは...w

この一見無茶なお金の使い方をしているように見ても、実はここでお金を使うことで普段の日常では体験できない経験を増やせということをこの本では書かれているんですね。
例えば、うなぎランチの件でいいますと、普段ランチで特上うなぎを食べる人というのはまあ、いわゆるお金持ちの方ですよね。そういう場に足を運んで周りの会話からお金持ちのマインドや仕事の話を聞くことができます。そういう体験を通して自分の経験値を上げろ、とこの本では言っているんですね。

たしかに、普段のランチを食べる場とは雰囲気も周囲の会話の内容も違ってくるだろうと思います。そういった経験をお金を使って体験することが自分の価値を高めるというわけなんですね。

スマホは最高スペックにこだわれ

これは読んでいてなるほど!とうなった部分なのですが、スマホのスペックは最高スペックにこだわれという内容です。(そのままですが...

なぜ、スマホのスペックは最高スペックにこだわらないといけないのかと言いますと、スマホは大事な情報入手のツールだからです。

格安スマホは設定が面倒だし、動作のもたつきなどでストレスを受ける場合もあります。
最高スペックのスマホにこだわることで快適な操作とデータの保管ができます。 なお、通信キャリアは格安simではなく、安定した回線を提供してくれる大手のキャリアを選ぶべしとされていますw

大事な情報入手のツールを、安く済ませようという意識では、入ってくる情報の質も比例して低くなりがちだ。

この本ではこう書かれています。つまり、情報入手のツールに制限をかけることはしないお金の使い方を推奨しているんですね。

また、別の章では

できる経営者や投資家は、みんな持ち物は少ないけれど、デジタル製品など新しいガジェットは、誰よりも早く入手している。情報感度の高い人間には、上質の情報と人脈が集まるようになるのだ。 欲しいモノは、欲しいときに買ってしまおう。優れた情報、または体験を得るチャンスを逃してはいけない。

情報は、狩りにいくものだ。狩猟者の意識でインプットを行い、頭のなかで料理して、アウトプットにつなげる。そうしなければ情勢の変化の激しい現代を生き抜くのは難しい。

と、情報感度を高めることに経営者や投資家が惜しみなく投資していることや、たくさんの情報のなかで生きる現代を生き抜く上で情報感度を高める重要性が説かれています。

また、情報を集める手段としてセミナーや講演会にいく人もいると思いますが、逆にそれにお金を使うことはいまいちだとこの本では言われています。
講演会やセミナーで手に入る情報はその講演者のブログや著作で公開されている情報がほとんどで、わざわざ聞きに行く価値があるものなのかを考えて欲しいとされています。

このように情報社会の現代を生き抜くため、情報感度を高めていく手段として最新のガジェットにこだわることや最高スペックのスマホにこだわることは非常に重要なのだと感じました!

誰よりも早くやれ

Facebookマーク・ザッカーバーグの有名な言葉の一つに「完璧を目指すよりまず終わらせろ(Done is better than perfect.)」というものがあります。

ホリエモンもこの本の中で「誰よりも早くやること」の重要性を語っています。

いまの時代、アイディア自体に価値はない。

と、アイディアに価値が無いと言っています。今の世の中で、自分がひらめいたアイディアと同じことを考えている人はたくさんいるのです。
では、なぜそのアイディアがまだ世の中に無いのか。それは、ただ単に「やっていないだけ」なのです。

アイディアが価値を持つのは唯一、それがじっこうされたときのみだ。

つまり、行動力のある人、実行に移せる人というのが本当の価値のある人なのですね。 前項で情報感度の高める重要性があると話しましたが、情報収集さえできていればアイディアはいくらでも生まれるのです。そして、その生まれたアイディアを形にできなければ意味が無く、アイディアを思いついたら実現できるように行動に移す!それが唯一大事なことなんですね。

金持ちを目指すな

これは一般的なホリエモンのイメージからは少々意外かもしれませんが、ホリエモンは「お金持ちは目指すな」と言っています。
「お金持ちになってどうするの?お金をたくさん持って、何をしたいの?」とこの本の中でホリエモンは読者に問いかけています。

お金にマインドシェアを奪われず、やりたいことを全力投球でやりきる人生を選ぶことが幸せではないでしょうか?
お金持ちになる、という目標を掲げるよりも「あいつと一緒にいたらなんだか面白い!」と言われるような人間になる選択をすることをこの本では勧めています。

やりたいことにハマっていれば、お金の不安は消え意味のない貯金信仰にとらわれずに幸せな人生を送ることができるのかもしれませんね。

以上、あり金は全部使え!を読んでみての感想ですが、これを読んだから今の自分のあり金を全部使おうと思ったかと思うと必ずしもそうでは無いですが、細かいお金の使い方をしていても良いことは無いのかなと思えたのでよかったです。