サラリーマン8年目ですが「難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!」を読んで微分積分を学び直し!
大学を卒業してから早8年。理系学部だったので学生時代はそれなりに微分積分を使っていたわけですが、卒業して仕事をするようになってからは全くといいほど使う機会も無く今に至ります。。。
そんななか今さらですが微分積分を復習してみたくなり、ドラゴン堀江でおなじみの人気YouTuberヨビノリたくみ先生が面白そうな本を書いていたので早速買って読んでみました!
ヨビノリたくみ先生の著書は「難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください」。そのタイトルどおり、前提知識に難しい数学の知識は必要なく、四則演算がわかれば内容は理解できるようになっているので 小学生や中学生でもわかる内容になっていました!学生時代あんなにややこしかった微分積分をものすごくわかりやすく解説されていたのでサクサク読むことができました!
「難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!」目次
はじめに HOME ROOM 1 じつは、微分積分は小学生でも理解できる!? HOME ROOM 2 数学は、「イメージ」が9割! HOME ROOM 3 さまざまなところで使われている微分積分 HOME ROOM 4 微分積分を知ると、世の中がわかる!(1) HOME ROOM 5 微分積分を知ると、世の中がわかる!(2) HOME ROOM 6 経営者の多くも数学を学ぶ理由 序章 微分積分が60分で感動的にわかる4つのステップ Lesson 1 微分積分は4つのステップで学べ! Lesson 2 新たに登場する記号は2つだけ Lesson 3 「関数」とは何か? Lesson 4 「変換装置」を使って計算してみよう Lesson 5 「グラフ」とは何か? Lesson 6 実際にグラフを描いてみよう Lesson 7 放物線のグラフを描いてみよう Lesson 8 「傾き」とは何か? Lesson 9 「面積」とは何か? Lesson10 「等速でない」ときこそ、微分積分の出番! 第1章 微分とは何か? Lesson 1 微分とは、めちゃくちゃ小さな変化を見ること Lesson 2 「平均の速度」を記号で表してみる Lesson 3 「瞬間の速度」は「接線」でわかる Lesson 4 世界では微分がどのように使われている? 第2章 積分とは何か? Lesson 1 速度が一定でないとき積分が役に立つ Lesson 2 求めたい面積の中に「短冊」を描いてみる Lesson 3 長方形のスキマ問題を考える Lesson 4 長方形の面積の求め方 Lesson 5 曲線部分の面積の求め方 Lesson 6 積分はこうして生まれた Lesson 7 微分積分は、小学校の算数にも隠れている おわりに
著者のヨビノリたくみ先生とは?
僕がヨビノリたくみ先生を知ったのは多くの方のようにAbema TVの企画「ドラゴン堀江」です。
このホリエモンこと堀江貴文氏が再び東大合格を仲間の芸能人と目指す企画は人気を誇ったAbema TVの名物企画でしたが、そこに登場した数学講師が「予備校のノリで学ぶ数学・物理」をYouTubeで公開しているYouTuber、それこそがたくみ先生です!
たくみ先生は東京大学大学院卒で今はフリーのYouTuberとして活躍されています。一時期は研究者として東京大学大学院の博士課程にも在籍していたというので頭が良いんですねえ。すごい!
説明もうまいのでわかりやすい動画がたくみ先生のYouTubeチャンネルではたくさん公開されています。
数学は「イメージ」が9割
本書では数学はイメージが9割と紹介されています。
数学を挫折してしまうのは公式をそのまま覚えようとしてしまうせいだと本書では書かれています。
難しい数式を 物理の視点を交えて現実世界とつなげているので、数式がよりイメージがしやすい 授業スタイルの進行になっています。
このイメージをしやすいように本書では微分積分を4ステップで解説されています。
- 関数
- グラフ
- 傾き
- 面積
個人的にはこの 2. グラフ
の解説があるのですごく内容がわかりやすい気がしました。
視覚的に内容を捉えられるのでグラフで説明されると数式だけで覚えるよりも理解しやすかったです。
微分と積分とは?
微分と積分を小学生にもわかるようにめちゃくちゃ簡単に説明すると
めちゃくちゃ語弊がありますがつまるところこういうことだと思いますw
経営者も数学を学んでいる!?
一流の経営者には数学に重きを置いている人が多いということがこの本の中で紹介されています。
たとえば、ホリエモンこと堀江貴文氏は民間ロケットを開発するベンチャー企業に投資していますが、そのベンチャー企業での軌道計算などで微分積分を使うと以前インタビューで語っていましたし、ドワンゴの創業者の川上量生氏は家庭教師をつけてまで数学を勉強しているとのこと。
一流の経営者がこのように数学的な思考を大事にすることの一つに 「モノの見方が磨かれる」 ことがあるためだとこの本では考察されています。
そもそも数学は、さきほど紹介した運動方程式のように、世の中に存在するあらゆる物事や事象から一般的なルールを抜きだしてまとめたものです。
また、このようにも書かれています
日常生活の中に、数学で学んだルールや本質を見つけ出せるようになるんです
このように自然界のシンプルなルールをまとめたものが数学であるように、ものごとの本質を掴むセンスが鍛えるためには数学的なセンスも関係しているんですね。
ビジネスマンで経営者を目指している方や、仕事でもっと本質的な問題を解決したいと考えている人は数学を学ぶことでよりセンスが磨かれるかもしれないですね!
社会人の学び直しのきっかけにおすすめ!
この本の紹介文にも「大学受験生から学び直しの社会人まで、必読の一冊!」とあるように学び直しの社会人勢だった私でもすらすらと読み進めることができたので、学生時代に微分積分がなんのことかわからずに挫折してしまった方や学生時代は理解したのに年月が経ち忘れてしまった方にはこの本をきっかけにアウトラインを理解して、公式や演習問題など応用へと進めていくことがいいのではないかと思います!
大人の学び直しブームの今、これをきっかけに微分積分に再入門するのもいいかもしれないですね☺️