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諦めたらそこで試合終了だよ。

「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」を読み、色々な業界の仕組みが勉強になった

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」を読みました。
本書はnoteにて「決算が読めるノート」を書かれているシバタナオキ氏が、各四半期ごとに発表される決算説明資料から各企業の分析を行う方法をまとめられた一冊になっております。

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↓著者シバタナオキ氏のノートはこちら irnote.com

目次

第1章:決算が読めるようになると何が変わるのか?
第2章:ECビジネスの決算
第3章:FinTechビジネスの決算
第4章:広告ビジネスの決算
第5章:個人課金ビジネスの決算
第6章:携帯キャリアの決算
第7章:企業買収(M&A)と決算
終章:決算を読む習慣をつける方法

わかりやすい内容で決算を知らない人でも面白く読める

この本は決算短信の細かい数字を追っていくのでなく、上場企業が株主へ説明する際に使う決算説明資料をもとに各業界のビジネスモデルや企業がどんな戦略でビジネスを展開するのかを分析するような形でかかれています。

各章ごとに必要な指標の話から、実際にその指標をもとにどんな戦略を立てているかを分析しているので、今まで難しいと思っていた決算の言葉がすんなり理解できる感覚で読みすすめることができました。

たとえば、ECビジネスの章であれば楽天Yahoo!といった国内ECの分析からAmazonの分析を行います。ここでは、Amazonがなぜ積極的に物流に投資しているのかというこや、ECとは直接関係のないかと思われるAWSのようなクラウドサービスを展開しているのかということが非常に興味深く分析・解説されています。

広告ビジネスの章では、インターネット広告とテレビ広告の比較の話から、Yahoo!Facebookの広告の分析を行います。また、LINEやGunosyの広告比較や、ネット動画配信の比較としてNetflixやAbemaTVの戦略を分析します。

この本を読むだけで自分のいる業界以外のビジネスの話や、この業界の仕組みはこうなってたのか!というような発見がありました。

社会人であれば企業の決算が読めるというのは、誰もが知っておいて損なことでは無いと思うのでもっと早く読んでおくべきだったと読み終わった後に後悔しました笑

決算説明書は15分で読む

さて、この本で一通りの決算説明資料の読み方を覚えたわけですが、今後はこの本の最後に書かれているように1つの資料を15分で読むということにチャレンジしてみようかと思います。

どんどん決算説明資料を読んで、業界の分析や面白そうな仕組みがあればそれを独自で分析し、得た知識を実際の仕事につなげることができるように頑張りたいと思います!