ネットワーク初心者がまず知っておきたい階層モデルについてメモ
最近TCP/IPの入門本を読んでいるので初歩の初歩であるネットワークの階層構造についてメモしておきたいと思います。
ネットワークとは
簡単にいえば複数のコンピュータをつなげて実現される通信のこと。今ブログを見ているインターネットもネットワークのひとつで、規模が大きい。スマホやタブレット端末の通信もネットワークの一種
階層モデルとは
ネットワークを構成する仕組みのこと。ネットワークは4つの階層からなると考えることができる。
この階層のうち、サービスを提供するのがアプリケーション層で、ほかの3つは通信を担当することになる。
アプリケーション層
実際のサービスを提供する部分に当たる。通信に関しては他の層に任せることになる。
Webページ表示の場合、クライアントが見たいWebページのURLを送信し、サーバーがそのURLを受け取りHTMLファイルを送り返し、クライアント側でそのHTMLを解釈してWebページを表示するといった部分に該当する。
トランスポート層
アプリケーション層のプログラムから受け取ったデータにどのプログラムに渡すデータなのかという情報を付け加えて次のネットワーク層に受け渡す役割。
データがちゃんと届かなかった場合は再送のリクエストを送信しデータを送り直すこともやる。
ネットワーク層
トランスポート層から受け取ったデータに宛先のコンピュータの情報を付け加えて次のリンク層へデータを渡す。
この部分をルーターが役割を担う。
リンク層
ネットワークアダプタに合わせたデータ送受信を行う。ネットワークを介して接続されているハードウェア間でのデータのやりとりを担当する。